総務・山本です。
唐突ながら、しごとつくるで働き始めて、もうすぐ丸3年になります。もう3年、まだ3年。どちらにも感じられます。しかし、社長が発する「振り返り」という単語を、「はい、振り返りですね~」とすんなり受け止められるあたり、「私もしごとつくるに染まったもんだ」と思わずにはいられません。以前、勤めていた会社では、一度もこの単語は出てこなかったような気が…
しごとつくるは、いわば「振り返り」の伝道師。社長は「振り返りにもやり方がある」と言い、研修でもよく取り上げます。
どのようにお伝えしているか、株式会社エース様の第3回若手社員キャリア研修を例にレポートしていきたいと思います。
テーマ:学びと改善 ~振り返り~
受講者6名、9時~15時まで約5時間の研修を実施しました。
【アクティビティ1】ペーパータワー
2グループに分かれ、紙を組み合わせて、できるだけ高いタワーを作れる対決をしました。みなさん、とても楽しそうに取り組んでいましたが、目的は繰り返し競うことで改善力を高めることです。
しゃ
ここでは、改善会議の際のフレームワーク【KPT】をお伝えしました。漠然と振り返るのではなく、【KEEP】【PROBLEM】【TRY】の観点に沿って、話し合いを進めていただきました。
【アクティビティ2】おもしろレジャーランド
皆で一つのテーブルを囲み、制限時間内に課題を解決するこの謎解きアクティビティは、どこで実施しても大好評なのですが、この日も大いに盛り上がりました。
しかし、面白いだけではないんです。お伝えしたいのは、どのようにこのゲームを振り返るかです。ここでは、【ORID】という振り返りの視点をお伝えしました。そして、おもしろレジャーランドの経験を通して、次に活かしていきたいことを発表していただきました。
【アクティビティ3】お互いの現状を共有する
最後に、3人グループで、いまの自分について語る時間を持ちました。ただ単に語るのではなく、語る人、進行する人、メモを取る人と、役割をお願いしました。話してもらったことは、「事実」「反応」「解釈」と分けて模造紙上で整理しました。
時間の研修を終え、みなさまからいただいた感想の多くは、
「面白かった!」
今後仕事で意識したいこととしては、「情報の伝え方」や「全体を把握する」といったことが挙がりました。
この日、実際に手を動かし、頭を使って、作業した経験は、体に残っているはずです。「面白い」の裏側にくっついているものこそ貴重かもしれません。学んで改善するための振り返りを実務でも活かしていただけたらと思います。